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2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」にも登場する戊辰戦争。会津藩にも戦火は及び、白虎隊の悲劇が生まれました。
今回は、会津の歴史を語る上で外せない白虎隊自刃の舞台となった、飯盛山を巡る旅をご紹介します。
飯盛山 ホテルから車で約10分
会津若松市街の東2kmにあり街を一望できる小高い山「飯盛山」。
戊辰戦争の折に敗色濃厚となったことから、16~17歳の武家少年で結成された白虎隊の一部「白虎士中二番隊」自刃の地として有名です。
山中には白虎隊十九士の墓があり、今も多くの人が参拝に訪れます。近くには、自刃した際に唯一生き残った 飯沼貞吉の墓もあります。飯沼が晩年に白虎隊の悲劇を語り、この悲劇は世に知られるようになりました。
白虎隊十九士の墓までは長い石段を登っていきますが、「動く坂道・スロープコンベア」に乗って向かうこともできますよ。
墓所に立つと、会津の城下町がよく見え、当時の白虎隊の面々の視点がよくわかります。会津の歴史を語る上で外せない白虎隊の歴史を改めて学んでみてはいかがでしょうか。
さざえ堂
白虎隊十九士の墓のそばには、展望台・土産物店「飯盛分店」と国指定重要文化財の「さざえ堂」があります。
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」ですが、形がさざえの殻に似ていることからこの名前で呼ばれるように。階段はなく、らせん状の通路で上り下りができ、一方通行で上りの人と下りの人がすれ違うことのない不思議な構造です。